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Chapter 64. 「初恋って素敵じゃないか。」学習塾・札幌市清田区・英検対策・英語教室・夢

学習塾経営

最近、教室でも生徒から学校内での恋の話を聞くので、初恋の思い出について。

21歳の時、東京の家賃5万のシェアハウスで夢を追いかける売れないバンドマンのような生活をしていた。昼間は朝6:00から16:00までガソリンスタンド のバイト、終わったら俳優の養成所に行く。

夜22;00くらいに帰宅して毎晩安い缶チューハイでシェアハウスの気の知れた仲間と酒を飲んで夢を語り合う、そんな生活を満喫していた。

20歳の成人式にも帰らず、都会の生活にも大分馴染んだ頃、小中学時代、初恋の幼なじみと会うことになった。

たまたま始めたFacebookで、小中学時代の友人達の成人式の写真を見ていたら初恋の子がいた、一気に胸が高鳴った、すっかり美人になって、素敵な笑顔で笑っている、成人式の着物姿がやけに綺麗だと感じた。

彼女とはもう6年は会ってなかった、

中学を卒業してオーストラリアに行った彼女、

好きだった頃の面影と声を思い出していた。

その後Facebookで繋がり、彼女とメールを重ねた。

オーストラリアから日本に帰国して空港のグランドスタッフで働いているみたいだ、

かたやこっちは、夢を追いかける21歳のニート、、

それでもカッコつけて「東京でバイトしながら役者の養成所に通ってるんだ」なんて言ってしまった。もう後戻りは出来ない。

その後、話は急展開して電話をすることになった、

そりゃあ、めちゃ緊張しながら電話した、

電話のコール音がやけに長く感じる、

2〜3コール後に、初恋のあの子が電話に出た「もしもし!」

6年ぶりに聞く声、誰かわからないくらい声が変わっていたが、

それでも、お互いに嬉しさとなんとも言えない感情が揺れ動く、

嬉しさあまりに、お互いの感情が高まって行くのがわかる、

まるであの日みたいだ。ずっと好きだったんだぜ、なんて言えない、。

その後、休みの日に飲みに行こう!と約束をした。

飲みに行く日をバイト給料日の次の日にしてもらったのは内緒。

当日、恵比寿の駅前で待ち合わせをして、周辺のお洒落なスペインバルでご飯を食べてあれやこれやと話して盛り上がった、すっかり大人になった初恋の相手、酒とスペインバルの雰囲気が相まって、まるで映画の主人公の二人になっていた。私は「もう一件行こうと!」彼女の手を引き、タクシー乗り場まで行き、二人でタクシーに乗って六本木の外苑東通りに向かった、外国人だらけのショットバーに入り彼女の高校時代の話や、今の仕事の話を聞いた、もちろん中学以降の恋愛の話などでも盛り上がり、気づけば終電が迫っていた。

ショットバーを出て「大丈夫、送っていくよ」と、タクシーを呼び止め、彼女の最寄りの駅まで行く。さっきまでめちゃ楽しかった時間が嘘のようにタクシーの中で一瞬沈黙が訪れた。その瞬間なんて言っていいのかわからず「本気で好きだったんだ」と一言だけ告げた瞬間、驚いた顔をした彼女は僕の顔を見つめて、あの頃の無邪気な笑顔のまま笑った。

そして、また他愛のない話をして、最寄りの駅で彼女を見送った。

後日、実家のお袋から「あんた、〜ちゃんと飲みに行って全額おごったんだって〜笑、〜ちゃんのお母さんから聞いたよ」と連絡が来た。

おいおい、マジかよ、中学生じゃねえんだからほっといてくれと思ったがしょうがない、

「あ〜はいはい」とだけ返事を入れて、いつも通りの日常に戻った。

その後、すっかり東京に染まった私はバイト先で田園調布出身の少しおバカなおぼっちゃまと山梨出身同い年の成城学園法学部に通う少し変わったおぼっちゃまと出会い、生活が一変した。これは、また今度。

最後に、

今初恋を経験している生徒へ。

初恋ってのは最高な思い出になる、大人になっても胸の奥の大切な思い出になる。

人を好きになるってのは凄く素敵な事なんだ。

当たって砕けろ笑

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