学習塾経営

Chapter 79. この馬鹿たれが(自分に言いたいこと)

おい、何してたんだ。この半年間、、

仕事が少し軌道に乗ったからって、調子に乗ってたんじゃないか?
酒を飲んで、浮かれて、勘違いして。
お前が最初に教育にかけた想い、どこに置き忘れてきた?

自分を見失ってんじゃねえのか。

正直、鏡の中の自分をぶん殴ってやりたい。
そして、全ての生徒、保護者さま、スタッフに土下座して謝りたい。
先生はこの半年、妙に守りに入ってた。

塾を始めた頃――生徒はたった2人だった。
毎日、ビラを配って、走り回って、声がかれるほど喋った。
1ヶ月間、電話が一本も鳴らず、くやしくて泣いた夜だってあった。

あの頃の自分なら、今の自分を軽蔑するだろう。
生徒が増えたことに慣れて、それを当たり前だと思いはじめてた。
それって、いちばんダメなやつじゃねえか。

人生は、天狗になったら終わりだ。

だから先生は、もう一度立ち上がる。
初心に戻って、また一からやり直す。

本気で、教育と向き合う。
くだらない話を交えながら、本気で、目の前の生徒と向き合う。

それが、先生にできることだから。

また、ここから。
ここからが、本当のスタートだ。

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