
Chapter 82.「未来はいつも君の掌の中にある。」
2025年6月8日
若いうちは、特に10代後半から20代後半にかけて、
世界の輪郭がぼんやりしていて、自分の居場所がどこにもない気がする。
悩んで当然なんだ。
立ち止まっても、泣いても、それでも生きてるだけで、君はすごいよ。
今、苦しんでいる君がいる。
今、自分の可能性を信じたくて、でも信じきれずにいる君がいる。
今、理想と現実の狭間で、傷つきながら立ち尽くしている君がいる。
今、「自分って、なんなんだろう」って、答えのない問いに押しつぶされそうになってる君がいる。
今、誰にも見えない場所で、必死に、静かに、戦っている君がいる。
だけどね、無理に大人になろうとしなくていい。
誰かの顔色をうかがって、自分を削らなくていい。
「平気なふり」なんてしなくていいんだ。
まずは、鏡の中の自分にこう言ってあげて。
「よく頑張ってるね」って。
涙が出てもいい。その涙は、君が君を諦めていない証だから。
私が勉強をやり直したのは、23歳だった。
みんなが就職して、一人前の顔で歩いていく中、
私は小中学生と一緒に塾に通い直してた。
情けなかったよ。恥ずかしかった。でも、あの時間が、今の私をつくった。
だから大丈夫。
恥なんて、人生の中でいくらでも上書きできる。
笑われたっていい。君が笑えなくなるよりずっとマシだから。
この世界には、たくさんの「誰にも言えない想い」を抱えて生きている人がいる。
君のお父さんも、お母さんも、きっとそうだった。
何もかも順調そうに見えるあの子だって、夜中に枕を濡らしてるかもしれない。
だから、“今”を大事にしてほしい。
不安でいい。未完成でいい。迷っていて、当たり前なんだ。
いつか振り返る日が来るよ。
あの時の涙も、悔しさも、孤独も、全部、君を育ててくれていたんだって。
忘れないで。何度でも言う。
大丈夫。
この世界は、思っているより優しい。
君の味方は、ちゃんといる。
暗闇の中にも、必ず小さな光がある。
もしも、もう無理だって思ったら、
誰にも言えないって思ったら、
先生に連絡してくれ。
公園のベンチでも、ファミレスでも、どこでもいい。
朝まで話そう。泣いても、黙ってても、いいから。
君は一人じゃない。
絶対に。
君の心を信じてあげて。
可能性を、今は信じられなくても、せめて「捨てないで」。
肩の荷を、一つずつ下ろしていこう。
深呼吸して、ちゃんと食べて、たまにはサボって、
そのうえで、ほんの少しだけ前へ進もう。
ゆっくりでいい。
泣きながらでいい。
立ち止まりながらで、十分なんだ。
大丈夫👍 OK牧場。
必ずまた、心から笑える日が来る。
エミリー・ディキンソンはこう言った。
夜明けがいつくるか分からないけど。
私は全てのドアを開けてみる。
2024年度のハーバード大主席の挨拶から。
未来はいつだって、君の掌の中にある。
最後に、一人一人の生徒や仲間、皆んなに対して思う
1人じゃないから大丈夫👍
