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Lesson 1. 『元魚屋の兄ちゃん。』GTO/ヤンキー母校に帰るに憧れて学習塾起業。 英検対策・中学高校受験対策・学習塾

中国語教室

イラッシャーイ、

タイムセール限定、ホッケが3枚1000円だよ〜無くなったら終わり!

ホッケ、3枚頂戴!

この試食のシャケウメ〜! ママーこのつぶ美味しいー!

 八月某日。天気は晴れ。早朝は曇り空だったこの日の午後、夏の暑さを感じながら、北海道北広島市三井アウトレットパーク内にある『魚屋羅臼』には数百人を超えるお客様が買い物に来ていた。

「ヨッシャー!お客様を全力で楽しませてやろう!今日も最高だな!」

「長浜くんの家庭教師のチラシここに貼ろうぜ!」と魚屋羅臼のデカくてゴツい名物兄ちゃん(上村さん、元レゲエDJ、北海道江別市出身)が僕に勢いよく話かける、すかさずに魚屋の奥にある厨房からは「長浜くーん!上村ー!おにぎり出来たぞ!』北海道静内町出身、バツイチだけど、今は若い奥さん&子供4人もいる、これまた気さくで男気溢れる男前の店長が僕たちを呼ぶ!もう10時か、時間経つのはえーなと思いながら、シャケ(鮭)や昆布を贅沢に使用した魚屋店長特製のおにぎりを「ウメー!」と頬張っていると、店頭からお客様に呼ばれる。「すみませ〜ん!今日はタイムセールやってるの?」「いつものお兄ちゃんいるかい?」「内地に送りたいんだけど、見繕って、予算1万!」、耳を澄ますと外国語も聞こえる、「ニーハオ」。

まだ食べ切っていないおにぎりを片手に持ち、レッドブルで口の中の米を胃に流し込み「アイヨー!」と今日も絶好調でお客様のところにぶっ飛んで行く!魚屋に休憩は無い。朝から晩まで立ちっぱなし、休憩はお客様が一瞬止まった瞬間を逃さずにバックヤードにぶっ飛んで行き、タバコに火をつけて、速攻で店頭に戻る。ブラック労働?なんだそれ?売ったもん勝ちの真剣勝負。正月はオープンからクローズまで長蛇の列を作り、マイク片手に一日中喋りっぱなしでお客様を湧かせる。暇な平日は主婦を相手にチャンマゲのついたカツラを身につけ、メガホン片手に脚立に登り、ひたすら叫ぶ!『迷った時が買い時!』予想の100倍のぶっとんだ接客でお客様を楽しませ、脳裏に自分達の威勢と笑顔を叩き込み、一日100万以上の売り上げを作るから相当なものである。

 僕の家庭教師はじめました!のチラシを魚屋に貼る事になった発端は、1ヶ月前に遡る。

大学入学から2年、僕は魚屋と学習塾のアルバイトを掛け持ちしていた。バイト先の学習塾で仲良くしていた新卒の教室長と意気投合し、学習塾のバイト終わりに何人かでラーメンを食べに行った時、「長浜さん、自分、他にやりたいことがあって学習塾辞めるんですよ、短大に入りなおしてプログラミングの勉強します!長浜さん学習塾のバイト頑張ってくださいね」と告げられた。そして、「そうか〜!いいすね〜、頑張ってくださいね!ラーメン、熱いうちに食いましょう!」と塾長のどこか寂しそうだけど、真面目な横顔を見ながら、山岡家のラーメンを頬張る。ラーメンのおかげでお互い幸せな顔をしていたが、食べながら考えていたことがあり、食べ終わると、僕は言った。「僕も辞めますは、自分でやりますよ!家庭教師!」 これが、僕の学習塾立ち上げまでの第一歩になった。

暇なんでちょこちょこ更新します!

たまに見てください!

ローカルラーニング 清田

代表、長浜正悟

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